あの日失くした星空に、君を映して。


「今は好き」


万華鏡も、自分の名前も。


「そっか」


グッと勢いをつけて起き上がった深影が、腫れぼったい目で私を見つめる。


やっぱり、どうしても。


深影を見ると跳ねる鼓動。


思わず言ってしまいそうになった。


“好き”って。


でもそれより先に深影の手が私の後頭部に回る。


「み…かげ…」


なに……?


前にキスをされそうになった時のことを思い出して、ギュッと目を閉じる。


コツッ


軽い音を立てて触れ合ったのは、額だった。


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