あの日失くした星空に、君を映して。


「俺も好きだよ、鏡華の名前」


初めて聞いた、深影からの“好き”って響き。


でもそれに続いた言葉が舞い上がりそうになる私の心を落ち着かせる。


私の…名前?


「俺、万華鏡って中見たことねぇけど、鏡華みたいに綺麗なんやろな」


「っ……うん、綺麗だよ…万華鏡」


震える声を誤魔化そうとすると声が高くなる。


力の入らない手で深影の肩を押した。


不思議そうな顔をしながらも、深影が赤く腫れた目を細めて笑う。


「ありがとう、鏡華」


戸惑っても、背中を変な汗が伝っても。


その一言で色んな感情が深影への想いに変わっていく。


魔法みたいだ。


万華鏡みたいだ。


深影が回すから、私の世界は変わる。


気まぐれに色を変えて形を変える。


「あの…深影」


「ん?」


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