咲かない花
「これ・・俺だ」
「あ!」

あぁそうだった!
このスケッチブックに、二宮くんがアタックしてる姿を「清書」したんだった・・・。

「俺、こんなにカッケーんだぁ」
「いやっ、その・・・」

この人がカッコいいのは確かだし。
でも二宮くんは幸いにも、そこに留まることなく、すぐ次のページをめくってくれた。
のはよかったんだけど・・・。

「これ、もしかして、バレンタインのバラ?」
「・・・・・・あ・・ぅん。もう枯れちゃったけどね。茎が長かったからか、意外と長持ちした・・・」

と言ってる途中で、彼にキスされた。

・・・隣に座るんじゃなかった。
でもここには2人掛けのソファが1つしかないし。

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