咲かない花
「今度茉莉さんに、スケッチブックプレゼントしよっか」
「いや!いいよそんな・・・」
「じゃー俺、ヌードモデルになろっか。もち茉莉さん限定で」
「ダメッ!」
「なんで」
「・・・集中、できない」
「そお?俺、立派なモン持ってる・・・」
「こらっ!それ以上言わない!って二宮くん」
「はい?」
「過去、したことあるの?」
「何を」
「ヌードモデル」
「ないっすよ!・・・けど実は何度か誘われたこと、あります」
「だろうねぇ」

二宮くんって、いいガタイしてるし。
ついてる筋肉とか体のつくりが、ヌード向けと言うか・・・目の保養になる。

「・・・私、好きだな」と言いながら、二宮くんの左手をそっと持った。


「はい?何が」
「二宮くんの手。大きいね。指もスッと伸びて。でも・・・」
「ぁっ。まり、さ・・・ん・・・」

私は、二宮くんの左手の指を丁寧に舐めては、1本ずつ口に含んだ。
突然そうしたくなった欲望に抗いたくなくて。

最後の小指を口に含んで舌で包み込んだとき、二宮くんの息はかなり上がっていた。


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