咲かない花
「ごめんね・・・年甲斐もなくこんな・・・ことして。でも私、自分からその・・・誘ったのは、初めて、だから・・・でも、好きなの。二宮くんのこと、すごく好きになってしまって・・・もう止まらないから・・・」

なんかもう、体も、心の中もグシャグシャになって、余計恥ずかしくなってしまった私は、二宮くんからサッとおりると、床に散らばってるスウェットシャツを身につけ始めた。

「茉莉さん」
「・・・なに」
「俺、茉莉さん以外の女を抱きたいとは思わないし、茉莉さん以外の女に抱かれたいとも思わないよ」

その言葉が私の心の奥に染み込んでいく。
オバサンの私が、8つも年下の彼に・・・胸ときめく恋をするなんて。
枯れ木に花は咲かないと思ってたのに・・・。

・・・嬉しい。

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