ココロはいつもキミのそばに。

school festival

「じゃあ、おばけ屋敷に決定ー!」


わいわいと役割を決めていくクラスメイト達。


……そう。


今は学園祭の打ち合わせ中。


夏休みはあっという間に過ぎ去り、もうすっかり秋モード。


「アーヤは案内と呼び込み係でいい?」


サキの声で顔を上げると、もうどんどんみんなの役割が決まってきていた。


「いいよー!」と返事をしながら、黒板に書き出されたクラスメイトの役割を1つ1つ確認していった。


………あっ。


ミズキはドラキュラ役をやるようだ。


その姿を想像して、ついつい顔が緩んでしまう。


絶対似合うだろうな………。


「なーにニヤけてんの?」


!?!?


五十嵐くん!?


「べべべ別にっ!」


「ふーん。

まあいいけど。」


意味深な笑みを浮かべると、すぐにどこかへ行ってしまった。
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