麗雪神話~炎の美青年~
「どういうつもり!? 国宝なんてあなたに使い道ないでしょう。
挙句こんな危険なところに皆を呼びつけて!
早く返してあげてちょうだい!」
「まあまあ、そういきりたたないで。残念ながら僕にも目的ってものがあるんだよね。というわけで、まだ返してあげられないなぁ~」
「なら力ずくで奪い取るまでよ! どうやってそんなところにのぼったのか知らないけど、降りてきなさい! 相手になるわ!」
「血の気が多くていやだねえ、お嬢さん?」
なぜこの男はいつもこう余裕の表情なのだろう。
セレイアは腹が立って、今にも槍を投げようと振りかぶった。
「おやおや、僕を串刺し?」
なんだか楽しそうな口ぶりにさらに怒りが増す。
「串刺しになりたくなかったらさっさと首飾りを返しなさい!」
「だ~か~ら、まだ返してあげられないって。
でも、そうだなあ。
そんなにそっちに来てほしいなら、行ってあげるよ。ほら」
次に吟遊詩人がとった信じられない行動に、セレイアもディセルも声が出なかった。
でっぱりの上に立ち上がり、なんと…
そこから跳んだのだ!
くるくると回転しながら落下し、セレイアたちのいる細い足場に見事に着地する。
首飾りがしゃなりと鳴った。
挙句こんな危険なところに皆を呼びつけて!
早く返してあげてちょうだい!」
「まあまあ、そういきりたたないで。残念ながら僕にも目的ってものがあるんだよね。というわけで、まだ返してあげられないなぁ~」
「なら力ずくで奪い取るまでよ! どうやってそんなところにのぼったのか知らないけど、降りてきなさい! 相手になるわ!」
「血の気が多くていやだねえ、お嬢さん?」
なぜこの男はいつもこう余裕の表情なのだろう。
セレイアは腹が立って、今にも槍を投げようと振りかぶった。
「おやおや、僕を串刺し?」
なんだか楽しそうな口ぶりにさらに怒りが増す。
「串刺しになりたくなかったらさっさと首飾りを返しなさい!」
「だ~か~ら、まだ返してあげられないって。
でも、そうだなあ。
そんなにそっちに来てほしいなら、行ってあげるよ。ほら」
次に吟遊詩人がとった信じられない行動に、セレイアもディセルも声が出なかった。
でっぱりの上に立ち上がり、なんと…
そこから跳んだのだ!
くるくると回転しながら落下し、セレイアたちのいる細い足場に見事に着地する。
首飾りがしゃなりと鳴った。