SONG 〜失われた記憶〜
「多分ね。
で、
確か週末だったと思うんだけど四人で日帰り旅行に行くことになったの。
どこだったか忘れたんだけど、
多分都内だったと思う。

近くに小さい旅館があって一緒に温泉入りに行ったんだけど、
そこの旅館、
混浴だったの。

なんか百合さん、
過剰に嫌がってたんだけど私が無理矢理、
連れて入ろうとしたんだ。
今思えば、
私が無理矢理百合さんが連れて行ったから空は女嫌いになったのかも。


小学生とはいえ、
女の裸に興味ない男なんていないでしょ?
きっと空、
期待してたんだと思う。
けどね、
百合さん…………





男だったの」

「へ?
……お、
男?」

綾那の大きな瞳がさらに、
見開かれた。

それは驚くだろう。

私も当時は衝撃的で信じられなかった。



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