……っぽい。
すると。
「俺はずっと、まっつんが千晶に上手く転がされているように見えてた。確かにまっつんは本気だったぜ、同棲をするときも、同棲するからには結婚しなきゃなって言ったときも、本気の顔だった。でも、千晶に流されてるなーって。本心では思ってたよ、ずっと。まっつんには千晶みたいなタイプが合ってるんだとも思ってたから、あえては言わなかったけど」
カグは、ずっと溜まっていた澱を吐き出すように、そう一気に言い切ると、呆気に取られて口をあんぐりと開ける俺に笑う。
……何やら企てている顔で。
「でもまっつんも男だ。守るように仕向けてくる女より、守りたいって思える女とヤるほうが燃えるだろ。酔った勢いで頼んでみろよ、案外それで好きになってくれるかもしれねーじゃんか。お前、千晶に色々仕込まれてんだろ? 千晶言ってたぞ、ジュンノを私好みにしたって」
「下世話だな、オイ……」
「俺はまっつんの精子を心配してる」
「いらない世話をありがとう」
「グヘヘ」
ほんっと、カグは頭ん中そればっかな!
ちょっとは真面目にそういうことを考えられんのかね、だからカグとエッチするの疲れるから別れたいって言われんだよバーカ。