……っぽい。
今の話の流れから、どうして千晶から“そういうコト”の誘いを受けなければならないのか、全くもって一つたりとも検討がつかない。
だって千晶は、カグから電話をもらって、気になったから仕方なく“友達として”俺の様子を見に来てくれたんじゃなかったっけ……。
なんだ!? なんだこの展開は!?
やばいぞ俺、いつも以上にプレッシャーのかかる仕事をしているから、自分で思っている以上に心身共に疲れてんのかな。
千晶が本当は何が目的で部屋に来たのか、どうして先輩が寝ているそばで堂々とそんなことが言えるのか、未だに処理不可能なんだけどっ!!
と。
「何その白目!超キモいっ‼ 幻滅っ‼」
「へぶっ!」
「もういいっ!全部冷めた、帰るっ‼」
突如、俺の頭をボガリと叩いた千晶は、勝手に一人で盛り上がって勝手に一人で冷めた挙句に罵詈雑言を浴びせて立ち上がった。
頭を押さえ、千晶を見上げる俺は、とりあえずとして危機は脱したものの、口をぽかんと開け放ったまま言葉も出ない。
……やっぱり千晶、変わったな。
キャラが変わったというか、遠慮がなくなったというか、いや、そこはもちろん“いい意味で”であるが、白目が超キモくて幻滅ってなかなか酷い言い様だなオイ。