私の居場所
そう言って私を安心させるような笑顔を見せる。

「こうやって園といろんな物を選んで、買い物をした。お金を使う事がこんなに楽しいなんて思わなかった。ありがとな。」

そして私の頭を撫でた。

「今日はどこかで夕飯を食べて行かないか?」

そう颯太さんは言ってくれたけど。

「今日の夕飯は昨晩下ごしらえ済です。から揚げなんですけど、どうします?」

さすがに一日に二回もごちそうされては気が引ける。

何となく帰りが遅くなることを予想して、下ごしらえをしておいて良かった。

実はここまで遅くなるとは思わなかったけれど。

「から揚げか、じゃあ急いで帰ろう。園も疲れただろう。」

今日一日で私達二人の距離は縮まったようだ。

私も変な緊張もすることなく、自然体でいられたような気がする。










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