私の居場所
何とか一日が終わった。

でもこれからが何だか憂鬱。

これから颯太さんを乗せて帰って、夕食か~。

あれから颯太さんは仕事中にも何度か社長に呼ばれていたみたい。

事務所を出る時に、颯太さんは私をみつけて一言言った。

「ちょっと社長と話してくるから、待ってて。」

だから今私は今こうして自分の車で待機中。

でもまだ来ないな。

もう少しかかるかな。

私は初めの緊張感はどこへやら。

いつの間にか窓にもたれかかって、眠り込んでいたようだ。

「園。」

助手席から私の顔を覗きこんでいる颯太さん。

「う~ん…。」

まだ意識がうつろな私の唇に温かい感触。

「ん!」
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