私の居場所
「園は俺が居ない間は、寂しかったか?」

私は突然の事で答えられない。

「園は俺に会いたかったか?」

颯太は答えられない私に少しの間を開けて、また言った。

「園は俺から今日帰るってラインを見た時、嬉しかったか?」

私はやっと、ゆっくりと頷いた。

「じゃあさ…。」

颯太は私の頬を両手で挟んだ。

「園は俺の事どう思っている?」

静かな沈黙。

私達はしばらく見つめ合っていた。

そして私はまだ私の頬に添えられている颯太の手に触れた。

「…寂しかったよ。」

一度視線を落とす。

また颯太に目を合わせた。

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