私の居場所
悦子さんはそう言って優しく笑った。

みんなの目が私の方を向く。

颯太は私に目くばせをする。

あっ、あの時夢中で…。

自覚をすると、とても恥ずかしい。

思わず両手で口を覆った。

「いつからなんだ?」

雅さんが落ち着いた声で聞く。

私はどうしようって顔をして、颯太を見る。

颯太はクスリと笑った。

「みなさんが俺の送迎を園に頼むから、こうなっちゃったんですよ?責任取ってくれます?」

いたずらをした子供がかわいい言い訳をしているみたいだ。

「誰も反対なんてしないよ。」

社長がそう言うと、みんなが頷く。

「とりあえず、おめでとうだ。」

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