私の居場所
雅さんがボソッと言った。

「ありがとうございます。」

そう答える颯太の顔は晴れ晴れとしている。

「でも園はもちろんですが、俺はみなさんのいる工場に戻ってきたかったんですからね。これからもよろしくお願いします。」

そう言って颯太は立ち上がると、頭を下げた。

知らないうちに悦子さんが私のそばに居た。

そして私の耳元で囁いた。

「良かったね。」

その一言はとてもくすぐったかった。















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