私の居場所
「でも…。」

それでも話を続けようとする私に颯太は諭すように言う。

「園は俺の言う事を聞いていればいいの。そろそろ覚えろ。」

そう言って私の口を塞いだ。

お互いの存在を確かめるような颯太のキス。

「俺を不安にさせるような事はもう言うな。」

唇を離すと切なげに颯太は言った。

「颯太でも不安になる事があるの?」

私は驚いた。

私にそんなそぶりなんて見せたことない癖に。

「園の言葉や態度がどれだけ俺の自信を無くさせていたか…。分かってないのか。」

颯太はまじまじと私を見た。

「俺を頼れと言っても全然だったじゃないか。」

「だって工場で忙しい颯太にわざわざ…。」

「園、それがダメなの。俺はそんなに頼りない?一人の女に頼られない事でこんなに心が折れそうになるなんて思わなかったよ。」
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