私の居場所

「福山さん!」

そう叫ぶと、福山さんはハッとして腕を解いてくれた。

「園はいい匂いがして温かい。」

少し照れたようにそう言う福山さんに、私の方が赤くなる。

「何を言ってるんですか!」

「本当にそう思ったから言っただけだ。」

少し気まずい雰囲気。

「とにかく送っていくよ。」

福山さんは囁いた。












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