オトナの恋を教えてください
三条姫子を敵に回しても、いろはを自分のものにしてしまおうか。


ダメだ。
そんなのはいろはの気持ちを無視している。

仕事について、彼女は母と話し合うべきだ。
だけど、結婚に関しては異存ないはず。

それをぶち壊す権利は俺にない。



いろはは30分ほどで出てきた。
ドライヤーをあてただけの髪は普段よりふわふわと軽く、彼女を年よりずっと幼く見せた。
ショートパンツにTシャツという姿も、ナチュラルでいろはらしくて、俺の胸がかき乱される。


「俺も浴びてくる」


まずい。
これ以上迷わないよう、俺は立ち上がった。


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