サボテン【BL】
俺たちはまず飯食いにファミレスに入った。

「なー。紫音ーこの後どこ行くー?」

「んー。お前に任せるよ どこ行きたい?」

紫音のこーゆー優しさが好きだ。

「んとなー あ、せや!久しぶりにバスケやらへん?」

「おー。やろーぜっ」

それから他愛のない話をしてた。

するとなにやら5人くらいの男子グループが店に入ってきた。

その男子グループは紫音を見つけてこっちにやってきた。

なんや、友達か

「よー紫音ー!」

「ん?...なんだお前らか」

「なにしてんだよ?あ、もしかしてデート?ww」

どきっ

一人の男がからかった。

何てこたえるんやろ?

「えー!まさかとは思ってたけどお前まじでホモなの!?」

「ばーか ちげーよ ただの友達だっつのっ」

「なーんだ つまんねー」

.......っ 心臓ズキズキする...

ガタッ

俺は気付けば立ち上がっていた。

「これ俺の分っ 紫音ごめん先帰るわ!」

そしてお金を机に叩きつけて走って店を出た。

我が儘やって分かってるよ...でも......もうちょっと悩んでくれたってええんちゃうん?

「────っ」

俺、最悪や......せっかくのデートもめちゃくちゃにして...
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