SPECIAL GAME
私の目の前に広がったのは教室くらいの広い資格の空間だ。


ドアも、窓もない。

あるのは…
一つの箱
そして私がいたベット
勉強机
トイレ
監視カメラ
冷蔵庫
タンス

そして、数メートル上の天井についてある大きなテレビだ。



プツッ…

「え?」

勝手にテレビがついて映像が始まった。


そこには椅子に座っていて、顔がまっしろ色の仮面で覆われている人がいた。

『いい睡眠は取れましたか?』

女性の妖艶な声。聞くものを離さないような…甘い蜜のような声。

女の私にとってもその声は魅力的だ。



『これから、皆さんにはゲームを行ってもらいます。

制限時間は10分それまでに各自の部屋にある箱を開けてください。

このラウンドを失敗した方は殺処分となっております♡

詳しい説明はクリア後にしますね。

皆様の無事を祈って…
では、スタート』



そう言った瞬間天井のテレビ画面には
00:09.59
とストップウォッチが現れた。
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