極上ドクターの甘い求愛
日野くんの本音を聞いたあの日から、4日が経った。
『咲坂さん、これの調剤もお願い。至急だから。』
正午ぴったりの時間に、やっと午前部で調剤しなければならないマストを終わらせた私に新たに舞い込む仕事。
「…はい、分かりました。」
調剤リストを受け取った私は、すぐに調剤に入るために倉庫に向かった。
『――あ、繭ちゃん!』
「!…岩崎先生。」
調剤室を出た瞬間に、白衣姿の岩崎先生と出くわした。
私を見つけた先生はニコニコと上機嫌なようだ。そんな先生とは対照的に私の内心は複雑だった。
『一緒にご飯どう?』
「……すみません、今からやらなければならない調剤がありますので…お先にどうぞ。」
『え、でももう昼休憩だよ?』
「さっき、至急に調剤してほしいと頼まれたんです。すみません、失礼します。」
『あっ――!』
こうして健気にお昼ご飯を誘ってくれる岩崎先生に申し訳なさが募る一方だった私は、その場を逃げるように立ち去った。