極上ドクターの甘い求愛
『…何でまた泣くの?』
「だって……っ、先生がそんなこと言うから…!」
今度は嬉しすぎて、涙が止まらない。
今日の私はいつもよりだいぶ泣き虫のようだ。
私の涙をそっと拭ってくれる先生が、愛しくて堪らなかった。先生と見つめあうだけで、先生と触れ合うだけで、こんなにも心が満たされるなんて、知らなかった。
『繭ちゃん、返事は?』
「っ――…」
私の頬を包むようにして触れた先生は、告白の返事を早くしてくれと急かした。
まだ現実味が感じられていない私は、返すべき言葉が見つからなくて。――ただ、ゆっくりと頷いた。
先生と一緒にいたいのは私の方だ。先生の隣で、先生の笑顔を見たくて、先生の優しさに触れたくて、先生の愛を感じたくて。
『――やっと、捕まえた…ッ』
「っ、先生…?」
今日何度したか分からないハグを、また力いっぱいにしてくれる岩崎先生。
密着した身体から伝わる岩崎先生の心音は、私よりもはるかに大きくて、そして少しだけ、速かった。