極上ドクターの甘い求愛
――ガチャンッ
数分後、帰り支度を終えた私はロッカーの扉を閉めて、鍵をかけた。
…その時、誰かが更衣室に入ってきた音が聞こえて、出入り口に顔を向けると、
「っ……!」
扉の前には、業務を終えたばかりの小島さんが立っていて、私と同じように驚いたような表情を見せた。
カンファのことが頭をよぎって、無意識にバッグを握る手に力が入る。
小島さんも、私と2人きりというこの状況が気まずいのか、ふいっと私から視線を逸らした。
……小島さんが私を嫌っているのは知ってる。だけど、このまま気まずい雰囲気の中仕事をする気にはなれない。
「――小島さん。」
『ッ』
そう思って、思い切って小島さんに声をかけると、肩をビクリと跳ねさせた小島さんを見て、そんなに私が声をかけたら驚くものかと少しショッキングだった。
「…小島さんが私のことを嫌っているのは分かってます。でも、……私は、小島さんのことを尊敬してます。」
『!』
小島さんへの正直な気持ちを打ち明けると、小島さんは元々大きかった瞳をさらに大きくさせて私を見つめた。