極上ドクターの甘い求愛



『ねぇ、また作ってよ。』

「え?」

『繭ちゃん特製のキャラメル!』

「…生キャラメル、です。」


そうそう、それそれ!と軽いノリで返す先生は、本当にキャラメルと生キャラメルの違いを分かってらっしゃるのだろうか。……きっと分かってないな。

私に生キャラメルをまた作ってほしいとリクエストする先生と、いつも私のお菓子を食べて微笑む人達の笑顔が重なって見えた。


『ねっ、お願い!』

「……いいですけど。」

『ついでにお弁当も!』

「それは却下で。」


すかさずお弁当のリクエストを拒否すると、何で!?と先生にボヤかれた。

だって…お弁当って早起きしないといけないし。私、朝苦手だし。…無理。っていうか、一度先生に作っていったら、今日みたいに毎日せがまれちゃいそう。

繭ちゃんのお弁当が食べたいなーと飽きもせず訴えてくる岩崎先生を無視しながらお弁当を食べ進めた。


「今日はこれで我慢してください。」


お弁当を食べ終えて、キレイにお弁当箱を片付けた私は、ポケットから出したチョコを先生に押し付けてその場を去るのだった。



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