極上ドクターの甘い求愛



「岩崎先生と仲良くないんですか?」

『あのね、同期って言っても、何人いると思ってんのよ。っていうか、あっちはお医者様。近づけるわけないでしょ?』


た、確かに…。

入社早々、岩崎先生ファンが殺到したことを先輩から聞いて、岩崎先生の人気は並大抵なものじゃないと思い知る。

私も初めて岩崎先生を見た時、普通に格好良いと思ったし。……でもすぐに、恋愛対象外になったけど。――だって、私の好みと正反対な人だし。


「でも先輩もちょっとは岩崎先生のことイイなって思ったんじゃないんですか?」

『プッ…冗談やめてよ、咲坂ちゃん!岩崎先生と会う前に、私は旦那と付き合ってたのよ!?格好イイとは思うけど、…ないない。そういう対象ではない!』


あの岩崎先生を"ナイ"と言い切る前田先輩って、ある意味強者だ。

クラッと来なかったんだ?さすが、私が尊敬する先輩だわ、と先輩への好感度がさらに上がっていく。


「先輩……旦那さんにゾッコンですね。」

『なっ…!』

「いいですいいです、照れなくても前から十分すぎるほど知ってますから。」


いつも先輩に茶化されているから、お返しとでも言うように私がからかってみせると、先輩は顔を真っ赤にして咲坂ちゃんのくせにー!と怒っていた。

お酒なんて飲んでないのに赤いのは、旦那さんに酔ってるせいかな?



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