極上ドクターの甘い求愛



どうにかして先生をあの肉食系女子たちの元に返さないと…っ!


「あっ、ほら!挨拶回りとかあるんじゃないですか?今、部長の隣空いてますよ!」


とにかく私の元から先生を追い出したくて、ワインを嗜んでいる薬剤部長の元に行くように先生を急かしてみる。


『残念。さっき挨拶したばっか。』

「……っ、でも他に――」

『ダルい挨拶回りも、ナースの相手もしてきた。だから俺は、繭ちゃんに癒されに来たの。黙って俺の相手して?』


あーもう。何でこの人はこういう時に限って根回しを利かせてるの?

いつもいつもヘラッとしてるくせに、…こういう時だけ。

私が先生の誘いを断れないって知ってるくせに。


『繭ちゃん、焼酎飲んでるの?』

「…はい。そうですけど。」


先生に言われた通り、大人しく先生とお酒を交わす。

私は甘いのが苦手だから、基本的にカクテルは飲まない。いつもビールか焼酎。最初にビールでピッチを上げちゃったから、今は焼酎をチビチビ飲んでいるところ。


「甘党の先生はカクテルですか?」

『カクテルはちょっと…普通にビールだよ。』

「…今日はお酒飲まれるんですね。車じゃないんですか?」


この前、先生とお食事に行った時、車をいつも使うからあまりお酒は飲まないと先生が言っていたことを思い出した。



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