君に捧げる花束を



五人で一チーム。


道場では二チーム、合計十人が同時に試合を行っている。



全体の六番目の町田君がうちの学校のチームの一番手で、函南君は全体の十番目。




チームでも、全体でも最後のトリだ。






三番目の人が終わった時点で、函南君チームは二本当てている。




四番目の人が弓と弦を持ちながら、両腕を高々と上げて弓を低体制に入った時、函南君がずっと腰に当てていた右手を動かした。







いよいよ、函南君が射つんだ。






ゴクリと唾を飲み込む。






函南君が的を見つめたまま、両手を目の前で高く、高く掲げた。
そのまま、ほんの少しだけ引いて動きを止める。



何秒かした後、ゆっくりと弓を引き絞った。







一秒……二秒……………狙いを定めたまま、じっと動かない。






バシンという軽い音が聞こえて………







パーーーン!!という小気味よい音。









「「「よーーし!!!」」」








清花も思わず立ち上がって叫んだ。



「中(あた)った!!」



矢筈の付近に青いテープが貼られた函南君の矢は、違える事無く的のほぼ中央を射止めていた。










す、すごいよ!!函南君!!!



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