君に捧げる花束を
朝はギリギリに来て、お昼は教室を一番に飛び出して階段の踊り場で、ひとりで食べた。
そして、帰りはやっぱり一番に教室を出た。
怖くて、悲しかった。ただひたすらに。
そんな中、何度か野風が清花の元に近寄ろうとしたことがあった。
野風は、きっと。
いや、絶対。私を信じていてくれる。
小さい頃からずっと一緒にいた幼馴染み。
マイペースで気まぐれだけど、誰よりも清花を理解してくれている、唯一無二の親友。
そりゃ、まりあも、美乃莉ちゃん達も、函南君も、皆大好きだ。離れている今だってその思いに一点の曇はない。
けど…、野風とは他の誰ともない、揺るぎない絆で結ばれている気がした。
姉妹、と言っても過言ではないと思う。
何があっても味方でいてくれる。必ず。
だからこそ、清花は徹底的に避けた。
私に関わったら、野風にまで危害が及ぶ。