君に捧げる花束を
「このままじゃ、いつまでもあの子にビクビクしながら学校に来なきゃいけないよ?それでもいいの?」
清花は糸に引かれるように、顔をあげて皆を見た。
見返してくる顔は、どれも心配そうに、視線を投げかけてくる。
私が…
私が、諦めれば全部丸くおさまる。
でも、諦めなかったら。
私は、この心配してくれる優しい人たちの目を、もっと曇らせてしまうことになる。
清花は胸の奥底を針で突かれるような、鋭い痛みを覚えて唇を噛み締めた。
…それは、私がいじめにあうよりももっともっと辛い。
自分のせいで大事な人達が傷つくのは、身を切られるより遥かに耐え難かった。