君に捧げる花束を
野風がスニッカー〇を齧りながら眠そうに言った。低血圧だもんね、野風。付き合わせてごめん。
試合は九時くらいに始まってるというのに、私達はなんと、時間を間違えた&道に迷いまくった末にこんな時間に…。
けど、なんと!函南君達は一次、二次を通過して決勝まで勝ち進んでいたのです!
勝ち進んでくれていなかったら、ここまで来た意味はなんだったんだって、へこむとこだった…。
今日、連れてきてくれたのは情報屋の頼れる美乃莉ちゃんだった。ケータイを片手にきょろきょろ辺りを見回している。
周りは制服姿の人が少なく、ほとんど皆が袴姿!
屋外で待機していて、自分達の出番まで順番待ちをしているらしく、地面にビニールシートを敷いて話をしていたり、弓をもってイメトレらしき事をしていたり。
わあ……かっこいい!!
「いやー…それがあたしも人から聞いてここに来たから……あ、いたー!」
美乃莉ちゃんが駆け寄っていく先にいたのは…
「おはよ。まじで来たんだ。」
鈴村玲生くん…?