君とカフェで会えたら
私は茶化すように先輩に言った。
「先輩!先輩はもう少し危機感を持って下さいねっ···今の言葉、私が笑ってると安心するとか···私じゃなかったら勘違いしちゃいますよ」

「えっ本当に?···ごめん、でも可鈴ちゃんのことは家族みたいに大切だからつい···」
(あぁ···もう、好き···やっぱり私は先輩が大好きだよ···私は何度先輩に恋をするんだろう···)
「先輩ズルいです〜そんな風に言われたら怒れないじゃないですか〜」
それからまた先輩とカフェでバイトする日々が続いた。
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