君とカフェで会えたら
心の壁
あの日以来3年女子の先輩達から呼び出されることも無く平穏な日々を過ごせていてホッとしていた。

気付けば季節は夏になっていた。
カフェの店内に置いてあった七夕の飾りも片付いていた7月の半ば
バイト中に麻友から嬉しいメールが届いていた。

それは何と···麻友がヒロ先輩に告白されて付き合ったという嬉しい内容だった、
バイト終わりに更衣室で携帯をチェックして思わず大きい声をあげてしまった
「えっ?!うそっ!!」
その声に他の従業員さんが一斉に私を見た「何?」「安里さんどうしたの?」と聞かれてすぐに「ごめんなさい何でもないです」と答えて急いで着替えて挨拶をして更衣室から出て裏口からカフェを出た。
急いでメールを読み直した。

【件名:可鈴おつかれ!】
【本文:突然ですが重大発表があります!
実は私、岡田先輩の彼女になれましたっ···
エヘ(*^^)v ビックリした?

七夕の日に岡田先輩にデートに誘われて2人でプラネタリウムに行った帰り先輩の様子がどうも緊張気味でおかしいなって思ってたら···『ずっと好きだった』って告白されて付き合うことになりました!

···このことも可鈴に話すかどうか凄く迷ったんだけど、でももし私が可鈴なら言って欲しいかなって思ったから報告しました!可鈴本当にありがとう。先輩と初めて会ったタブルデートの日可鈴が居てくれたから安心できたし、いつもの自分を出せた気がするんだ···
だから本当にありがとう忙しい時にメールしちゃってゴメンね🙏

詳しい話はまた明日ねって言っても
可鈴は興奮して電話してきそうだよね〜笑
と言いつつ私も電話で話したいんだけどね!話したかったらいつでも📞どーぞ🙆‍♀️】
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