君とカフェで会えたら
湊先輩と線香花火
=それから3日後=
学校が夏休みに入りバイト中心の生活が始まった。
湊先輩の代わりにシフトに入っていたので週6日バイトしていて結構忙しい日々を過ごしていたけど、その忙しい日々のお陰で余計なことを考えずに済んでいた。
湊先輩に振られてから少しずつ本当に少しずつだけど···湊先輩と愛莉さんの幸せを願える自分になれてきた気がする。
その証拠に湊先輩から愛莉さんがようやく退院出来たこと、ちゃんと医師の指導通りに自分の病気と向き合えてきていることなどの、おめでたい報告メールを読んでも前ほど胸が締め付けられる感覚は薄れてきていた。
メールの最後には
月曜日から先輩がバイトに復帰することが書いてあり私はそれが何より嬉しかった。
=次の日の午後=
家に遊びに来ていた麻友がファッション雑誌の浴衣のヘアアレンジのページを見て言った
麻友「可鈴どうしよう··浴衣着る時の髪型さ何度も練習してるのに緊張して全然上手くいかないよ··岡田先輩の横に居るなら恥ずかしくない格好で居たいのに」
本気で困っている麻友を見てものすごく愛おしい気持ちになった。
可鈴「麻友··可愛いぃっ」
麻友「ちょっと可鈴っ··面白がってないで助けてよ」
可鈴「ごめんごめん··だって悩んでる麻友が可愛い過ぎて」
麻友「も〜ぅ!!」
麻友の一大イベントの花火大会まであと1週間を切っていて麻友は楽しみの半分以上緊張している様子だったけど、そんな親友の幸せそうな瞬間に一緒に居られることを私は素直に幸せだと思った。
学校が夏休みに入りバイト中心の生活が始まった。
湊先輩の代わりにシフトに入っていたので週6日バイトしていて結構忙しい日々を過ごしていたけど、その忙しい日々のお陰で余計なことを考えずに済んでいた。
湊先輩に振られてから少しずつ本当に少しずつだけど···湊先輩と愛莉さんの幸せを願える自分になれてきた気がする。
その証拠に湊先輩から愛莉さんがようやく退院出来たこと、ちゃんと医師の指導通りに自分の病気と向き合えてきていることなどの、おめでたい報告メールを読んでも前ほど胸が締め付けられる感覚は薄れてきていた。
メールの最後には
月曜日から先輩がバイトに復帰することが書いてあり私はそれが何より嬉しかった。
=次の日の午後=
家に遊びに来ていた麻友がファッション雑誌の浴衣のヘアアレンジのページを見て言った
麻友「可鈴どうしよう··浴衣着る時の髪型さ何度も練習してるのに緊張して全然上手くいかないよ··岡田先輩の横に居るなら恥ずかしくない格好で居たいのに」
本気で困っている麻友を見てものすごく愛おしい気持ちになった。
可鈴「麻友··可愛いぃっ」
麻友「ちょっと可鈴っ··面白がってないで助けてよ」
可鈴「ごめんごめん··だって悩んでる麻友が可愛い過ぎて」
麻友「も〜ぅ!!」
麻友の一大イベントの花火大会まであと1週間を切っていて麻友は楽しみの半分以上緊張している様子だったけど、そんな親友の幸せそうな瞬間に一緒に居られることを私は素直に幸せだと思った。