君とカフェで会えたら
好きな人の好きな人になれて
一緒に花火を観れるなんてどんなに幸せか私にも分かるから今の麻友の幸せな気持ちがもっとずっとずーっと続くように心の底から願ってるよ···。

さっきまで笑顔だった麻友が少し表情を曇らせて黙り込んでしまった
私が「どうしたの?」と聞くと麻友は申し訳なさそうに答えた。
麻友「ごめんね··可鈴、私だけこんな··浮かれて··可鈴は辛い思いしてるのに··」
私は麻友に抱きついて言った
可鈴「嬉しい」
麻友「え?··」
可鈴「私はさ麻友が幸せそうで本当に嬉しいんだよ?今はさ私の事なんて気にしないで麻友の一大イベントが成功することだけ考えてよ」
私は麻友から離れると言った
可鈴「私はさ··そりゃあ湊先輩に振られた身だけど今は前よりもキツくなくなったからもう大丈夫だよ?先輩とは無事バイト仲間になれたし!今はね?湊先輩と愛莉さんの幸せを願える自分になれたんだよ!凄い成長っぷりでしょ?」

麻友は心配そうに言った。
麻友「可鈴無理してない?私の前で無理に明るくしなくても大丈夫なんだからね?辛かったらいつでも話してよね?」
可鈴「うん、無理はしてないよ?もしまた何かキツくなったらまた麻友に頼るから、その時はよろしくね」
麻友「うん、いつでも頼ってよね!」
愛おしくってまた抱きついて言った
可鈴「麻友大好きっ!!」
麻友「も〜言っとくけど私の方が先に可鈴のこと好きになったんだからね!!」
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