2・5次元の彼女
パシャ


小さな音がして、目が覚めた。

目を開けると
カメラをこちらに向けたHARUの姿。

え?

嘘!? 待って!?

私は飛び起きた。
その勢いで、素肌に巻き付いていた薄い布がめくれ上がる。
慌てて胸元を隠しながら、自分の身体を覗き込み確認した。

かろうじて肌掛けが胸元から太ももまでを隠していた。
私が寝ている間はどうだっただろう?
この心許ない1枚は、ちゃんと私の身体を覆っていてくれただろうか。

どこまで見られてた?

柔らかな肌掛けだけでは身体の線が隠しきれなくて、曲線があらわになっていることに気づく。
慌ててに足元にあった毛布を手繰り寄せ、この身を隠すと、HARUがレンズから瞳をどけて、少し残念そうな顔をした。
「あーあ、起きちゃった」

「HARU、何してるの?」
私は恐る恐る問いかけた。

その答えは分かっていた。
でも聞かずにはいられない。
そうでないことを祈りながら、でもきっとそうなんだろうと、裏切られたような絶望感に襲われる。
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