2・5次元の彼女
その後の狩りはさくさくと進んだ。
欲しい素材がそこそこ集まったところで、狩場をあとにして街へ戻る。
帰りの道すがらイリーナが切り出した。
『そういえばHARU、引越し終わってどう? 新生活は慣れた?』
『ああ、まだ家の中はダンボールだらけだけどな』
HARUは仕事の関係で地方から都内へ上京してきたばかりだ。
引越しの間、しばらくネットに繋げられないからといって、ゲーム内に顔を見せなかった期間が2週間。
この間、私がどれだけ寂しい思いをしたことか。
すると、イリーナは可愛らしいキャラクターをぴょこぴょこと動かしながら、私たちに提案してきた。
『せっかくHARUも東京近郊に引っ越して、みんな近場に住んでるわけだし、オフ会してみない?
もう2年の付き合いになるんだから、そろそろ顔見て話すのもいいんじゃないかしら?』
オフ会――
それはゲームの枠を超えて、現実世界で顔を合わせ、交流すること。
間髪入れず、HARUが同意した。
『いいね』
一方の私はというと、正直躊躇っていた。
どうしよう。女だってことがバレる。
ただの『女』じゃない。
『たいして可愛くもない女』だ。
でも、HARUに会うことができるチャンスだしなあ……。
欲しい素材がそこそこ集まったところで、狩場をあとにして街へ戻る。
帰りの道すがらイリーナが切り出した。
『そういえばHARU、引越し終わってどう? 新生活は慣れた?』
『ああ、まだ家の中はダンボールだらけだけどな』
HARUは仕事の関係で地方から都内へ上京してきたばかりだ。
引越しの間、しばらくネットに繋げられないからといって、ゲーム内に顔を見せなかった期間が2週間。
この間、私がどれだけ寂しい思いをしたことか。
すると、イリーナは可愛らしいキャラクターをぴょこぴょこと動かしながら、私たちに提案してきた。
『せっかくHARUも東京近郊に引っ越して、みんな近場に住んでるわけだし、オフ会してみない?
もう2年の付き合いになるんだから、そろそろ顔見て話すのもいいんじゃないかしら?』
オフ会――
それはゲームの枠を超えて、現実世界で顔を合わせ、交流すること。
間髪入れず、HARUが同意した。
『いいね』
一方の私はというと、正直躊躇っていた。
どうしよう。女だってことがバレる。
ただの『女』じゃない。
『たいして可愛くもない女』だ。
でも、HARUに会うことができるチャンスだしなあ……。