幸せそうな顔をみせて【完】
「本社営業一課に行くのを断ろうかと思ったんだ。でも、どうしてもそこで自分の力を試してみたい。葵はどう思う?」
仕事に頑張っている副島新が本社営業一課に行くのを躊躇ったなんて信じられなかった。でも、その躊躇った理由の一部は私かもしれない。私が遠距離恋愛で失敗した経験を副島新は知っている。本気で私のことを思ってくれているのを知っているからこそ、副島新は迷ったのだろう。
でも、お互いに足を引っ張って何が残るというのだろう。もしも、副島新が転勤を諦め、私の傍に居たとしても心の奥底に本社営業一課への憧れが燻るだろうし、私の心にも負い目が残る。傍に居れて幸せだとは思うけど、それが果たしていい恋愛なのだろうか?
お互いに頑張ってきた時間を無駄にするような気がした。
好きだったのは前向きに頑張り、私を魅了する姿。そんな魅力を私が削ぐわけにはいかない。それに副島新の言葉を聞いて満足でもあった。本社営業一課に行くのを躊躇うほど私のことを大事に思ってくれている。
「本社営業一課に転勤して、どれだけ自分の力で頑張れるか試してみて。私は新の重荷になりたくない。でも、私も遠距離恋愛は自信がない。かといって、今は仕事が楽しいし、仕事も辞めてついていくというのも出来ない」
これが私の本音だった。
遠距離恋愛に自信はないし、仕事を辞めることも出来ない。
仕事に頑張っている副島新が本社営業一課に行くのを躊躇ったなんて信じられなかった。でも、その躊躇った理由の一部は私かもしれない。私が遠距離恋愛で失敗した経験を副島新は知っている。本気で私のことを思ってくれているのを知っているからこそ、副島新は迷ったのだろう。
でも、お互いに足を引っ張って何が残るというのだろう。もしも、副島新が転勤を諦め、私の傍に居たとしても心の奥底に本社営業一課への憧れが燻るだろうし、私の心にも負い目が残る。傍に居れて幸せだとは思うけど、それが果たしていい恋愛なのだろうか?
お互いに頑張ってきた時間を無駄にするような気がした。
好きだったのは前向きに頑張り、私を魅了する姿。そんな魅力を私が削ぐわけにはいかない。それに副島新の言葉を聞いて満足でもあった。本社営業一課に行くのを躊躇うほど私のことを大事に思ってくれている。
「本社営業一課に転勤して、どれだけ自分の力で頑張れるか試してみて。私は新の重荷になりたくない。でも、私も遠距離恋愛は自信がない。かといって、今は仕事が楽しいし、仕事も辞めてついていくというのも出来ない」
これが私の本音だった。
遠距離恋愛に自信はないし、仕事を辞めることも出来ない。