幸せそうな顔をみせて【完】
「じゃ、遠慮なく貰う。もう返さないよ。全部食べるから」
「ああ」
そう言って副島新のデザートプレートと私の食べ終わったプレートを変えたのだった。そして、遠慮なく口に運ぶと、やっぱり美味しくて顔が緩む。堪らないくらいに美味しかった。ぺロっと口の中に消えていく。それくらいに美味しい。
「ほんと、美味しそうに食べるよな。葵が食べて今までに一番美味しかったのってどんなの?」
私の記憶の中にある一番美味しいのはお母さんの作ってくれたデコレーションケーキ。私の誕生日が近づくと今年はどんなケーキを頼もうか迷う。でも、結局はいちごのデコレーションケーキに収まってしまうのは、私はそれが一番好きだから。
「美味しいものは好きなの。でも、お母さんが子供の時から作ってくれたいちごのデコレーションケーキが一番好き。普通のスポンジケーキなのに、とっても美味しいの。一緒に作ることもあるのよ」
「葵も…ケーキを焼けるか?」
そんなに吃驚したような顔をしなくても私だってお母さんとずっと一緒に作っていたからケーキくらい焼けるのに、副島新は信じられないというような顔をする。
「小学生の時からお母さんと一緒にケーキは作っていたのよ。今ではお母さんの誕生日のケーキは私が作るの」
「そっか。俺の両親は忙しい人だったから、中々そういうことはして貰ったことはない」
「なら、今年は私が…あ、あ、新の誕生日に焼いてあげる。でも、今年の誕生日は終わったよね」
「ああ」
そう言って副島新のデザートプレートと私の食べ終わったプレートを変えたのだった。そして、遠慮なく口に運ぶと、やっぱり美味しくて顔が緩む。堪らないくらいに美味しかった。ぺロっと口の中に消えていく。それくらいに美味しい。
「ほんと、美味しそうに食べるよな。葵が食べて今までに一番美味しかったのってどんなの?」
私の記憶の中にある一番美味しいのはお母さんの作ってくれたデコレーションケーキ。私の誕生日が近づくと今年はどんなケーキを頼もうか迷う。でも、結局はいちごのデコレーションケーキに収まってしまうのは、私はそれが一番好きだから。
「美味しいものは好きなの。でも、お母さんが子供の時から作ってくれたいちごのデコレーションケーキが一番好き。普通のスポンジケーキなのに、とっても美味しいの。一緒に作ることもあるのよ」
「葵も…ケーキを焼けるか?」
そんなに吃驚したような顔をしなくても私だってお母さんとずっと一緒に作っていたからケーキくらい焼けるのに、副島新は信じられないというような顔をする。
「小学生の時からお母さんと一緒にケーキは作っていたのよ。今ではお母さんの誕生日のケーキは私が作るの」
「そっか。俺の両親は忙しい人だったから、中々そういうことはして貰ったことはない」
「なら、今年は私が…あ、あ、新の誕生日に焼いてあげる。でも、今年の誕生日は終わったよね」