嫌いになりたい
ホストは、女の人をお金にしか思ってないんだ
ちやほやして
お店に連れてって
使わせるだけお金使わせて
お金がなくなったらポイするに決まってる
「サクって、もしかしなくてもホスト…でしょ?」
「ご名答」
「………。じゃあ、『ラビ』って何?」
相変わらずあたしの腰に回している腕を退けようと手を出すと、その手をキュッと握られ指先を絡めてきた
「ちょっ…」
嫌悪感を出して睨んだのに、サクは笑顔で首を傾げる
「『ラビ』っていうのは、君の名前が『ウサミ』だからね。ウサギみたいじゃない?」
………ウサギ…
ラビットからもじったってこと…?
「ラビちゃんって、ウサギみたいだし」
「何?寂しいのがダメそうに見える?」
あたしの言葉に、クスクス笑うサク
「逆、逆。ウサギって、よく寂しいと死んじゃうって言われてるけど本当は自己主張が激しいし、可愛いけど大人しいわけじゃないらしいよ」
「何、それ?可愛くなくて悪かったわね」
甘い言葉を期待していたわけじゃないけれど、そんな風に言われると腹が立つ
ちやほやして
お店に連れてって
使わせるだけお金使わせて
お金がなくなったらポイするに決まってる
「サクって、もしかしなくてもホスト…でしょ?」
「ご名答」
「………。じゃあ、『ラビ』って何?」
相変わらずあたしの腰に回している腕を退けようと手を出すと、その手をキュッと握られ指先を絡めてきた
「ちょっ…」
嫌悪感を出して睨んだのに、サクは笑顔で首を傾げる
「『ラビ』っていうのは、君の名前が『ウサミ』だからね。ウサギみたいじゃない?」
………ウサギ…
ラビットからもじったってこと…?
「ラビちゃんって、ウサギみたいだし」
「何?寂しいのがダメそうに見える?」
あたしの言葉に、クスクス笑うサク
「逆、逆。ウサギって、よく寂しいと死んじゃうって言われてるけど本当は自己主張が激しいし、可愛いけど大人しいわけじゃないらしいよ」
「何、それ?可愛くなくて悪かったわね」
甘い言葉を期待していたわけじゃないけれど、そんな風に言われると腹が立つ