嫌いになりたい
「な…に………?」


それが何を示しているのか分かりつつも、問いかける


「こっち、おいで」


そう言われ、磁石で吸い寄せられるように隣に座り彼を見上げた


「ん?」


「………何でもない」


人懐っこい笑顔

ホストなんてしなくても、きっと女の人は誰でもこの笑顔にやられるだろう


『ミユキ』って人は…?


突然、思い出した名前

章吾は彼女のことを切なげに呼んでいた


「ラービ」


頭上から聞こえる声に顔を上げると、触れるだけのキスが降ってくる

何度も角度を変え、唇と唇だけで触れ合っていると


「んっ…」


突然、舌が口の中に割り込んできた

章吾が飲んでいたビールの香りが、口の中に広がる


「章………」


歯列をなぞり、あたしの舌を食べるかのように深く絡みつく章吾の舌

体の奥が熱くなり、章吾の背中に両手を回してギュッと強く抱き締めた


「ラビ…」


下着をつけていない胸に章吾の冷たい指が触れ、あたしは体をのけ反らせる

服がめくり上げられ、露わになったそれを口に含み舌で転がされると

この前の快感を思い出し、下腹部が熱を帯び始めた
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