オフィスの華には毒がある
何だか心が軽く、仕事もはかどる気がする。
まぁ夜は気乗りしない仕事関係の飲み会だとしても……誕生日当日、かえってその方がいいような気もするし。
うん、頑張ろう。
「知ってます?ビックニュース!」
環がコピーを取りに席をたった帰り道、わたしのデスクに立ち寄ってひそひそと話す。
環の発するビックニュースは、大抵社内の恋愛話なんだけど。
「……多分、知らない」
いまだかつて、環の持ってきた噂話をわたしが先に知っていたことなんて、ないと思うんだけど。
「テレアポ部の、あの人いるじゃないですか?」
テレアポ部のあの人。
それはやはり、元こけし、現在メイク濃い目のフェロモンむんむんなあのお方のことでしょうか……。
なんとなくはやる心臓の音。
まぁ夜は気乗りしない仕事関係の飲み会だとしても……誕生日当日、かえってその方がいいような気もするし。
うん、頑張ろう。
「知ってます?ビックニュース!」
環がコピーを取りに席をたった帰り道、わたしのデスクに立ち寄ってひそひそと話す。
環の発するビックニュースは、大抵社内の恋愛話なんだけど。
「……多分、知らない」
いまだかつて、環の持ってきた噂話をわたしが先に知っていたことなんて、ないと思うんだけど。
「テレアポ部の、あの人いるじゃないですか?」
テレアポ部のあの人。
それはやはり、元こけし、現在メイク濃い目のフェロモンむんむんなあのお方のことでしょうか……。
なんとなくはやる心臓の音。