オフィスの華には毒がある
「……お、疲れ様です」


「ちょっとー、嶋本主任、あたしもいるんですけどぉ」


「おう、三上さんも、お疲れ様」


わたし、嶋本主任、環の順に並ぶ。


「主任、那奈センパイにご褒美はないんですかぁ?」


「……ハイ?」


わたしの心の声と、主任の声が被る。


そりゃあもう、『ハイ?』でしょ……。ていうか、環、絶対自分の彼氏のノロケ話で変なテンションになってる。なんか、変なこと言い出しそうな雰囲気……。


「ご、ほ、う、び!ですよぉ。素敵な場所でご飯をご馳走するとかぁ」


……たたたた環、マジでやめて。


背中を変な汗がつたう。


「……素敵な場所?」


いや、主任もそこ、突っ込まなくていいでしょっての……。

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