甘い彼。
「少しずつでいいんだ桃、な?」


「う…ん……ほんとにありがとうございます…」


「おー、あと俺のことは雅でええよ?同い年やし」


「僕も瑠羽でいいよ」


「秋良って呼べよな桃羽!」


「雅…瑠羽ちゃん…秋良…くん?」


秋良さんだけ呼び捨ては出来ない…。


「ふはっ!呼びやすい呼び方でいいよ、俺もそのまま奏さんでいいからね」


「じゃあ…奏さん、望月、雅、瑠羽ちゃん、秋良くんで」


「桃っち~お風呂入ろ~」


「え?あっ、はい!」


「行ってらっしゃい桃」


にこにこ手を振る奏さん。


手を引いてくれる瑠羽ちゃん。


皆…。


皆優しい目してるな…。
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