甘い彼。
「あっそー、あ!桃っち大丈夫だよ、約束したでしょ?」


"僕達は桃羽を守る、大切にする、裏切らないって"


にこやかにそう言い切った瑠羽ちゃん。


「僕…達?だと?」


瑠羽ちゃんだけじゃないというのを悟った翔が瑠羽ちゃんを見る。


「あは、桃っち溺愛されてるもんね〜」


「で、でき!?そんなんじゃないと思うよ!?」


「素直になればいいのにー…ってか、注目されてるね!そろそろHR始まるし!」


私たちが騒いでる間に集まったクラスの子たち。

カイが何かを言おうとした時、タイミングよくチャイムが鳴った。


ほらね?始まったでしょ?と誇らしげな瑠羽ちゃん。


そして、自分の席に戻っていく羽澟。


少ししたら先生が来て、瑠羽ちゃんが呼ばれた。
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