立花課長は今日も不機嫌
悪ふざけもいいところだ。
私の気も知らないで。
つい眉間にしわが寄る。
「私のことからかって楽しいですか?」
「悪いが、」
じっと私を見据えて溜めた後
「……楽しい」
真顔で答える。
そう素直に言われてしまうと、それ以上何も言えなくなる。
楽しくないと言われるよりは、ずっといいのだけれど、なんだかちょっと複雑だ。
「コーヒーでも淹れるから、タクシーを呼ぶまでの間、座っておけ」
ソファを指さした。