立花課長は今日も不機嫌
「……良樹?」
「霧子……?」
……二人とも知り合い?
長いこと見つめ合う。
この状況、どうしたらいいんだろうか。
「あの……」
声を掛けた私に気付いた良樹さんは
「あらっ、杏奈ちゃん。って、え?」
今度は、霧子さんと私を見比べた。
「……杏奈、店変えようか」
「えっ?」
くるりと振り返り、霧子さんが店のドアに手を掛ける。
「ちょっと待ってください。どうしたんですか?」
「……気が変わっただけよ」