立花課長は今日も不機嫌
「ま、まさか、知ってま――」
「社員失格だな。会社の上役の顔も知らないとはな」
「――っ」
うそぶく試みは断念せざるを得なかった。
反論はお門違い。
本当に分からなかったのだから。
私に都合の悪い話のオンパレードに、今すぐこの場から消えてしまいたいくらいだった。
「とにかく、妙なアルバイトは即刻辞めることだ。話は以上」
話を切り上げると、立花さんは早々にミーティングルームを出て行ったのだった。