立花課長は今日も不機嫌

大学時代から6年間付き合ってきた彼氏と別れてからというもの、一人の時間の使い方が分からない私。

平日も休日もなく、彼とべったり過ごしていたせいで、いざ一人になってしまうと、することがなくて困ってしてしまうのだ。


それならば、何か習い事でもしよう。

そう思って、フィットネスや英会話の体験に飛び込んでみたものの、そのどれもがピンとこなくて、アパートの部屋で一人でテレビを見てボーっとするばかり。

かといって、毎晩、友達と遊び歩くわけにもいかない。


そこで思い立ったのが、ちょっとしたアルバイトだった。


それなら一人で時間の使い方に困ることもない上、お金までもらえる。

なんて素晴らしき一石二鳥。


そこまで考えると、今度は、どうせなら高額時給がいいなんて欲が出てきた私。

高額時給といえば、夜のお仕事だ。


深く考えもせずに、キャバ嬢という選択に行き着いたのだった。

< 30 / 412 >

この作品をシェア

pagetop