立花課長は今日も不機嫌
小学生以下……。
耳が痛い。
でも、沙月の言う通り。
一人でいられないなんて、母親と離れられない幼児と一緒だ。
「クビになりたくないでしょ?」
「……うん」
「それなら答えは決まってるじゃない。しかも、あの立花さんに見つかったのなら、逃がしてはくれないと思うよ」
「やっぱりそうだよね……」
「“風紀委員長”だよ?」
「ぷっ。何それ」
思わず吹き出す。
なんだか学校みたいだ。
中学生のときに同級生にいた、真面目一筋のメガネ女子を思い出してしまった。
「やだ、知らないの?」
笑いごとじゃないらしい。
沙月は眉間にしわを寄せてみせた。
立花さんが何事にも厳しいことは知ってるけど……。
「そんな風に呼ばれてるとは」
初耳だ。