立花課長は今日も不機嫌
「本当ですよ? だから、」
「佐伯が良くても、俺は良くない」
語気に鋭さが増す。
……え……?
それって……。
トクトクトクと静かに加速していく鼓動。
立花さんの眼差しに、心なしか感じさせる熱っぽさ。
今のセリフって……もしかして……?
自分に都合のいいようにその先を想像してしまう。
嫌でも期待ばかりが膨らんで、胸の高鳴りが苦しいほどだった。
「す、す、す、すみませんっ」
――!!